株式会社スガナミ様

ムダな転記・集計作業と複雑化した管理手順からの脱却。
工事情報と作業員情報のデータ化による次世代工事プラットフォームの構築。

【紹介企業様の情報】
  業務内容:橋梁工事を専門とした建設業
  利用用途:工事管理、出来高管理、予実管理、支払管理

経緯・課題

株式会社スガナミ様では、30数社300人超の職人を束ねて工事を遂行されております。そのため、現場による工数管理や月次の着地見込み、月次実績の確定といった管理作業が多く存在します。しかし、昨今の人手不足や建設業界の2024年問題など様々な外部環境の変化より働き方改革や業務改革が必要となりました。現場の社員の負荷低減だけではなく、本社のバックオフィス業務も含めた抜本的な見直しを目指した、全社のDXプロジェクトが発足しました。

導入のポイント

既存の業務を洗い出し、現状の業務フローの見える化を行いました。AsIsの業務フローが複雑であったためボトルネックになっている箇所を洗い出し、ToBeの業務フローを設定し実現可能かを丁寧に議論することでシステム導入後の認識合わせを行うことがプロジェクトのポイントとなりました。また開発工数とランニングコストを最適化し、業務領域に合わせた複数のSaaS(kintoneと楽楽明細)を連携させる構成としました。
ベースアプリ構築後は、ユーザーインターフェースとアプリ間の連携を磨きこみできるだけ省力的に且つ直感的に操作できる操作性を重視しました。

成果

得られた成果としては、今まで複数のExcelを作成するために発生していた重複作業や集計作業がなくなり、必要最低限の入力で済ませることが可能となりました。また、従来のやり方で発生していた属人的な業務を見直し定義付けることで、出来高集計の根拠が明確となりました。
また、現場社員が所属する工事管理部から本社の業務管理部への連携も見直し、業務管理部として従来していた再確認や再集計といった業務の削減にも繋がりました。また、今まで作成していた支払通知書といった外部の協力業者へ送付する資料についても楽楽明細を利用することで、自動作成とメール送信が可能となり、書類の発送に要していた資料作成・同封工数と発送コストの削減にも繋がりました。